「子どもが学校に行けなくなった」
「朝になると、学校に行くことを嫌がる」
「休みが続いているけれど、このままで大丈夫なのだろうか」
高校生のお子さまが学校に行けなくなると、保護者の方もさまざまな不安を抱えることがあります。
勉強の遅れ、進級や卒業、大学進学、友人関係など、心配なことは次々に出てくるかもしれません。
そして、
「どうして学校に行けないのだろう」
「何とかしてあげたいけれど、どうすればいいかわからない」
「親として、自分にできることは何だろう」
と、毎日のように考えている保護者の方も多いのではないでしょうか。
ここまで、お子さまのことを考えながら、ご自身も不安や葛藤を抱え、たくさん頑張ってこられたのだと思います。
毎日、何が正解なのかわからない中で、どうすればいいのか悩み続けてこられたのではないでしょうか。
また、お子さま自身も、学校に行けなくなったことで苦しみ、
「どうして自分だけ学校に行けないんだろう」
「自分はダメなのではないか」
と、自分自身を責めていることがあります。
お子さまも保護者の方も、これまで十分に悩み、考え、頑張ってこられたのだと思います。
だからこそ、まずは「もっと早く何とかしなければ」と焦る前に、今の状況を少しずつ整理していくことが大切です。
一方で、保護者の方が焦って、
「どうして学校に行けないの?」
「明日は行ける?」
と問い続けることで、本人がさらに苦しくなってしまうこともあります。
では、高校生が学校に行けないとき、親はまず何を考えればよいのでしょうか。
この記事では、高校生が学校に行けないときに、保護者の方がまず考えたい5つのことを紹介します。
1.まずは「学校に行けない理由」を無理に決めつけない
子どもが学校に行けなくなると、
「友達とのトラブルがあったのでは?」
「勉強についていけなくなったのでは?」
「怠けているだけなのでは?」
など、原因を考えたくなるものです。
もちろん、学校に行けなくなった背景を知ることは大切です。
しかし、高校生本人にも、
「なぜ学校に行けないのか、自分でもうまく説明できない」
ということがあります。
学校に行けない理由は、必ずしも一つとは限りません。
勉強、人間関係、部活動、先生との関係、生活リズム、進路への不安など、いくつものことが重なっている場合もあります。
また、本人が自分でも気づいていない負担が、少しずつ積み重なっていることもあります。
そのため、最初から原因を一つに決めつけるのではなく、
「今、何が一番つらいんだろう?」
という視点で、本人の話を聞いてみることが大切です。
「理由を説明して」と迫るのではなく、
「最近、何か困っていることある?」
「学校のことで気になることがあったら、いつでも話してね」
というように、本人が話したくなったときに話せる環境をつくることから始めてもよいでしょう。
また、保護者の方自身も、
「自分の育て方が悪かったのではないか」
「もっと早く気づいてあげればよかったのではないか」
と自分を責めてしまうことがあります。
しかし、学校に行けなくなったことを、親御さんの愛情や努力だけの問題として考える必要はありません。
さまざまな要因が複雑に関係している場合もあります。
今すぐ原因や答えを見つけられなくても大丈夫です。
まずは、「何が原因なのか」を急いで決めるよりも、今のお子さまの状態をそのまま受け止めることから始めてみましょう。
2.「学校に行くこと」だけを目標にしない
学校に行けない状態が続くと、保護者の方はどうしても、
「明日は学校に行けるかな」
「次はいつ登校できるかな」
と考えてしまいます。
もちろん、学校に戻ることを目指すこと自体が悪いわけではありません。
ただ、本人が心身ともに疲れているときに、登校だけを目標にしてしまうと、本人にとって大きなプレッシャーになることがあります。
大切なのは、学校に行くことだけをゴールにしないことです。
例えば、
- 朝起きることができた
- 食事をとることができた
- 家族と少し話すことができた
- 好きなことに取り組めた
- 勉強を少しだけできた
- 将来について少し考えることができた
こうした小さな変化も、本人にとって大切な一歩です。
学校に行けない状態が続くと、周りの高校生が毎日学校へ通っている姿を見て、
「自分の子どもだけ取り残されているのではないか」
「このまま時間だけが過ぎてしまうのではないか」
と焦ってしまうこともあるでしょう。
周りと比べないようにしようと思っていても、簡単に割り切れるものではありません。
周りの子どもたちと比べてしまい、取り残されたような気持ちになってしまうこともありますよね。
しかし、今の状況だけを見て「早く元に戻さなければ」と考える必要はありません。
今すぐ学校に戻ることが難しくても、本人の状態に合わせて少しずつ生活や学習のペースを整えていくことはできます。
焦らず、今できることを一つずつ考えていくことが大切です。
「学校に行きたくない」と言われたとき、親はどう対応すればいい?
お子さまから「学校に行きたくない」と言われたとき、
「何と声をかければいいのだろう」
「無理に行かせない方がいいのだろうか」
「どこまで本人の気持ちを尊重すればいいのだろう」
と悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
学校に行けない理由を無理に聞き出そうとしたり、焦って登校を促したりすると、本人がさらに苦しくなってしまうこともあります。
一方で、何も言わずに見守るだけでよいのか、不安になることもあるでしょう。
高校生が「学校に行きたくない」と言ったときの具体的な対応や声かけについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉 高校生が「学校に行きたくない」と言ったとき、親はどう対応すればいい?
3.勉強の遅れを必要以上に恐れない
不登校が続くと、保護者の方が特に心配されることの一つが「勉強」です。
「授業についていけなくなるのでは?」
「このままでは進級できないのでは?」
「大学受験に間に合わないのでは?」
と、不安になることもあるでしょう。
確かに、学校を休んでいる期間が長くなれば、学習面での遅れが生じることはあります。
しかし、一度遅れたら、もう取り戻せないというわけではありません。
まずは、現在どこまで理解できているのかを確認し、そのうえで必要なところから少しずつ学習していくことが大切です。
例えば数学なら、現在の高校の内容だけを見るのではなく、中学校の内容まで戻って確認することで、つまずいている原因が見えてくることがあります。
また、すべての教科を一度に取り戻そうとする必要もありません。
本人が比較的取り組みやすい教科から始めたり、進路に必要な科目を優先したりする方法もあります。
「遅れてしまったから、もう無理」
と考えるのではなく、
「今の状態から、何ができるだろうか」
と考えていくことが大切です。
勉強について不安がある場合も、今すぐすべてを取り戻そうとする必要はありません。
まずは現在の理解度を確認し、本人が無理なく取り組めるところから始めていきましょう。
4.進路については「今すぐ決める」必要はない
学校に行けない状態になると、進級・卒業だけでなく、その先の進路についても不安になるかもしれません。
「大学に行けなくなるのでは?」
「通信制高校に転校した方がいいの?」
「このままでは将来の選択肢がなくなってしまうのでは?」
そんな心配をするのも無理はありません。
しかし、本人の状態が落ち着いていない段階で、進路を急いで決める必要はありません。
まずは現在の状況を整理し、
- 今の高校でできること
- 通信制高校への転校
- 転学・編入などの選択肢
- 大学・短大・専門学校への進学
- その他の進路
など、いくつかの可能性があることを知るだけでも、不安が軽くなることがあります。
「学校に行けなくなった=将来の選択肢がなくなった」
ということではありません。
高校生の時期に学校へ行けない期間があったとしても、その後の進路にはさまざまな選択肢があります。
大切なのは、焦って一つの答えを決めることではなく、本人の気持ちや現在の状況を踏まえながら、少しずつ可能性を考えていくことです。
高校生の不登校と大学進学については、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉 高校生の時に不登校になっても大学進学はできる?考えられる進路を解説
5.保護者だけで抱え込まない
最後に、非常に大切なのがこれです。
保護者の方だけで問題を抱え込まないこと。
子どもが学校に行けない状態になると、
「親として何とかしなければ」
「自分がしっかりしなければ」
と考えてしまうかもしれません。
しかし、毎日の生活を支えながら、学校とのやり取りをし、勉強や進路のことまで考えるのは、決して簡単なことではありません。
「どう声をかければいいのかわからない」
「何をしてあげればいいのかわからない」
「子どもと話すと、つい言い合いになってしまう」
そんな悩みを抱えている保護者の方もいるでしょう。
また、
学校には相談しづらいことがある。
家族や友人には、状況をうまく説明できないことがある。
子どもの前では、不安な顔を見せないようにしている。
そんなふうに、気づかないうちに保護者の方自身も疲れ切ってしまっていることがあります。
誰にも相談できず、一人で抱え込むのは、本当に苦しいことですよね。
ここまで、お子さまのために頑張ってこられた保護者の方も、少しだけ肩の荷を下ろしてみてください。
あなたは一人で頑張り続ける必要はありません。
学校の先生やスクールカウンセラー、医療機関、相談機関など、状況に応じてさまざまな相談先があります。
すぐに答えが見つからなくても構いません。
まずは誰かと一緒に、現在の状況を整理することから始めてもよいのです。
まとめ|「学校に行く」だけが最初の一歩ではありません
高校生が学校に行けないとき、保護者の方がまず考えたいことを5つ紹介しました。
- 学校に行けない理由を無理に決めつけない
- 「学校に行くこと」だけを目標にしない
- 勉強の遅れを必要以上に恐れない
- 進路について今すぐ決める必要はない
- 保護者だけで抱え込まない
学校に行けない状態になると、保護者の方も、
「早く何とかしなければ」
と焦ってしまうことがあります。
しかし、本人にとって必要なのは、必ずしも「すぐに学校へ戻ること」だけではありません。
お子さまの今の状況を整理し、本人の気持ちを聞きながら、できることを一つずつ考えていく。
その過程そのものが、次の一歩につながっていくことがあります。
そして、この記事を読んで、
「まだ何をすればいいのかわからない」
「自分たちの場合はどうすればいいのだろう」
と感じている方もいるかもしれません。
それでも大丈夫です。
最初から正解を見つける必要はありません。
お子さまにも保護者の方にも、それぞれの状況があります。
今の状態に合わせながら、無理のない次の一歩を少しずつ考えていけばよいのです。
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「子どもにどう接すればいいかわからない」
「学校に行けない状態が続いていて心配」
「勉強や進路について相談したい」
「何から考えればいいかわからない」
という場合も大丈夫です。
保護者の方からのLINE相談は無料です。
差し支えない範囲で、現在の状況やお悩みをお聞かせください。
一人で抱え込まず、まずは誰かに話してみることから始めてみませんか。
🌸 もう一度、自分の花を咲かせよう。
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