「学校を休んでいる間に、勉強がどんどん遅れてしまうのではないか」
「授業に出ていないから、もう周りについていけないかもしれない」
「今から勉強を始めても、もう遅いのではないか」
高校生のお子さんが不登校になると、本人だけでなく、保護者の方も勉強について大きな不安を感じることがあります。
学校に行けないことそのものにも悩んでいるのに、
「勉強も遅れている」
「進級できるのだろうか」
「大学受験に間に合うのだろうか」
と、心配なことが次々に出てくるかもしれません。
そして、保護者の方の中には、
「もっと早く何とかしてあげればよかったのではないか」
「勉強をさせないと、この子の将来が大変なことになるのではないか」
と、ご自身を責めながら毎日を過ごしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、高校生本人も、
「みんなは普通に授業を受けているのに、自分だけ遅れている」
「学校に行けない自分はダメなんじゃないか」
「もう今さら勉強しても追いつけない」
そんなふうに、自分自身を責めてしまっていることがあります。
でも、まず知っておいてほしいことがあります。
今、勉強が遅れていると感じていたとしても、それだけで将来の可能性がなくなるわけではありません。
そして、不登校になったことは、本人の努力不足や、保護者の方の育て方が悪かったからと、簡単に決めつけられるものでもありません。
ここまで、お子さんも保護者の方も、それぞれの立場でたくさん悩み、頑張ってこられたのではないでしょうか。
毎朝、「今日は学校に行けるだろうか」と考えながら子どもの様子を見る。
子どもに何と声をかければいいのか分からない。
勉強のことを言えばプレッシャーを与えてしまうかもしれない。
でも、何も言わなければ、このまま遅れてしまうのではないかと不安になる。
正解が分からないまま、毎日葛藤してきた保護者の方も多いと思います。
だからこそ、まずは焦って「遅れをすべて取り戻さなければ」と考える必要はありません。
大切なのは、
「今、どこまで遅れているのか」
そして、
「今の状態から、何ならできそうか」
を一つずつ確認していくことです。
この記事では、高校生が不登校によって勉強が遅れてしまったと感じているときに、今からできることを、本人と保護者の方の気持ちに寄り添いながら解説します。
- 目次
- 不登校で勉強が遅れてしまっても、すべてをあきらめる必要はない
- まずは「どこから分からなくなったのか」を確認する
- 「できないところ」を探すのではなく、「できるところ」を確認する
- すべての教科を一気に取り戻そうとしない
- 高校の勉強が難しい場合は、中学校の内容に戻ってもいい
- 「勉強時間」よりも「続けられる状態」をつくる
- 不登校の高校生に合う勉強方法を考える
- 大学進学を考えている場合は、必要な科目から考える
- 保護者が勉強について関わるときに気をつけたいこと
- 勉強ができない時期があっても、自分を責めなくていい
- 今からできる5つのこと
- 関連する記事
- まとめ|遅れを取り戻すことより、今できる一歩から始めよう
- Rebloomでは、高校生の学習についてのご相談も受け付けています
目次
- 不登校で勉強が遅れてしまっても、すべてをあきらめる必要はない
- まずは「どこから分からなくなったのか」を確認する
- 「できないところ」を探すのではなく、「できるところ」を確認する
- すべての教科を一気に取り戻そうとしない
- 高校の勉強が難しい場合は、中学校の内容に戻ってもいい
- 「勉強時間」よりも「続けられる状態」をつくる
- 不登校の高校生に合う勉強方法を考える
- 大学進学を考えている場合は、必要な科目から考える
- 保護者が勉強について関わるときに気をつけたいこと
- 勉強ができない時期があっても、自分を責めなくていい
- 今からできる5つのこと
- 関連する記事
- まとめ|遅れを取り戻すことより、今できる一歩から始めよう
- Rebloomでは、高校生の学習についてのご相談も受け付けています
不登校で勉強が遅れてしまっても、すべてをあきらめる必要はない
学校を休んでいる期間が長くなると、どうしても勉強への不安が大きくなります。
特に高校生の場合、
「単位は大丈夫なのだろうか」
「授業についていけなくなっている」
「大学受験に間に合わないかもしれない」
と、将来のことまで一気に心配になることがあります。
周りの友達が毎日学校へ行き、授業を受け、テストを受けているように見えると、
「自分だけが取り残されている」
ような気持ちになることもあるでしょう。
保護者の方も、周囲の高校生と自分の子どもを比べてしまい、
「このままで本当に大丈夫なのだろうか」
と焦ってしまうことがあるかもしれません。
その気持ちは、とても自然なことです。
大切なお子さんの将来を考えているからこそ、不安になるのだと思います。
しかし、
「今、勉強が遅れている」ことと、「将来の可能性がなくなった」ことは同じではありません。
学校に行けなかった期間があったとしても、その後に勉強を再開し、自分の進路を見つけていくことはできます。
もちろん、何もしなくても自然にすべての遅れがなくなるわけではありません。
しかし、だからといって、
「今日から毎日10時間勉強しなければならない」
「全部の教科を最初からやり直さなければならない」
と考える必要もありません。
まずは、今の自分の状態を知ることから始めていきましょう。
まずは「どこから分からなくなったのか」を確認する
「勉強が遅れている」と感じているとき、多くの場合、
何がどれくらい分からないのかが分からない
という状態になっています。
例えば、
「数学が全部できない」
と思っていても、実際には、
- 中学校の計算から苦手になっている
- 高校に入ってからの関数が苦手
- 授業を休んだ単元だけ分からない
- 基本は理解できているが、応用問題が難しい
など、人によって状況は違います。
英語でも、
- 単語が分からない
- 文法が分からない
- 長文が読めない
- 英語を勉強する習慣がなくなった
など、原因はさまざまです。
だからこそ、最初から、
「全部遅れている」
と考える必要はありません。
まずは、
「どこまでは分かるんだろう?」
「どこから難しくなったんだろう?」
ということを確認してみましょう。
ここが分かるだけでも、勉強の進め方は大きく変わります。
「できないところ」を探すのではなく、「できるところ」を確認する
勉強が遅れていると感じると、
「自分は何ができないのか」
ばかりに目が向いてしまうことがあります。
しかし、それでは勉強を始める前から、
「やっぱり自分には無理だ」
という気持ちになってしまうことがあります。
まずは、
できる問題
分かる単元
を確認してみてください。
例えば、問題集を開いてみて、
「ここまではできる」
「ここから急に分からなくなる」
という場所を見つけることができれば、そこが今のスタート地点になります。
勉強は、必ずしも「学校の一番最初」からやり直す必要はありません。
今の自分に必要な場所から始めればいいのです。
すべての教科を一気に取り戻そうとしない
不登校の期間が長くなると、
「数学も遅れている」
「英語も遅れている」
「国語も理科も社会もやらなければならない」
と、やるべきことが山のように感じることがあります。
すると、
何から始めればいいか分からない
↓
何も始められない
↓
さらに自分を責める
という状態になってしまうことがあります。
これは決して珍しいことではありません。
だからこそ、最初から全部を取り戻そうとしないことが大切です。
例えば、
「今日は英単語を10個だけ」
「数学の問題を2問だけ」
「教科書を5分読むだけ」
でも構いません。
「そんな少しで意味があるの?」
と思うかもしれません。
しかし、勉強を長く続けられていない状態から、再び勉強に向かうこと自体が大切な一歩です。
いきなり100点を目指す必要はありません。
まずは、
机に向かう
教材を開く
5分だけ取り組む
ところから始めてもいいのです。
高校の勉強が難しい場合は、中学校の内容に戻ってもいい
高校生になると、
「高校生なのに中学校の勉強をやり直すなんて恥ずかしい」
と感じる人もいるかもしれません。
しかし、これは全く恥ずかしいことではありません。
特に数学や英語は、以前に学んだ内容が分からないまま先に進むと、その後の内容が理解しにくくなることがあります。
例えば数学では、前に学んだ内容が、その後の学習の土台になっています。
そのため、高校の問題が難しいと感じたとき、
「もっと難しい問題を頑張る」
のではなく、
「少し前の内容に戻る」
ことで理解できるようになることがあります。
これは遠回りではありません。
むしろ、必要な土台を作り直すことは、その後の勉強を進めるための近道になることがあります。
「高校生だから高校の内容だけをやらなければならない」
というルールはありません。
分からないところまで戻って大丈夫です。
「勉強時間」よりも「続けられる状態」をつくる
不登校になると、生活リズムが崩れてしまうこともあります。
朝起きられない。
夜眠れない。
気持ちが落ち込む。
何をする気にもなれない。
そんな状態で、
「毎日5時間勉強しなさい」
と言われても、すぐに実行するのは難しい場合があります。
だからこそ、最初は勉強時間だけを目標にするのではなく、
勉強を続けられる状態を作ること
を考えてみましょう。
例えば、
- 起きる時間を少しずつ整える
- 朝、カーテンを開ける
- 食事をとる
- 机に座る時間を作る
- 10分だけ勉強する
といった小さなことから始めても構いません。
もちろん、すぐに生活リズムを完璧に戻す必要もありません。
昨日できなかったことが、今日は少しできた。
10分しかできなかったけれど、教材を開くことができた。
それも十分に前進です。
不登校の高校生に合う勉強方法を考える
勉強の方法は、学校の授業だけではありません。
学校に行けない期間でも、自分に合った方法で学習を進めることはできます。
例えば、
- 市販の参考書や問題集を使う
- 動画教材を利用する
- オンライン教材を利用する
- 個別指導を受ける
- 家庭教師に教えてもらう
- オンラインで学習サポートを受ける
など、さまざまな方法があります。
大切なのは、
「みんなと同じ方法で勉強しなければならない」
と考えないことです。
学校の授業を受けることが今は難しくても、動画なら見ることができるかもしれません。
一人では勉強が続かなくても、誰かと一緒なら取り組めるかもしれません。
紙の問題集が苦手でも、タブレットなら始めやすいかもしれません。
人によって、取り組みやすい方法は違います。
自分に合う方法を探すことも、勉強を続けるための大切な一歩です。
大学進学を考えている場合は、必要な科目から考える
「大学に進学したい」
という目標がある場合、
すべての教科を同じように勉強しなければならないとは限りません。
大学や学部、入試方式によって、必要な科目は異なります。
例えば、
- 英語が必要
- 数学が必要
- 国語が必要
- 理科が必要
- 小論文が必要
など、目指す進路によって優先順位が変わります。
そのため、
「学校を休んでいた分、全部の勉強を取り戻さなければ」
と考えるより、
「自分の進路のために、今何が必要なのか」
を考える方が、勉強の方向性が見えやすくなります。
ただし、志望校や入試制度は変更されることもあります。
具体的な大学を目指している場合は、必ず大学の公式サイトや最新の募集要項を確認しましょう。
不登校から大学進学を目指すための進路については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
👉 高校生の時に不登校になっても大学進学はできる?考えられる進路を解説
保護者が勉強について関わるときに気をつけたいこと
子どもの勉強が遅れていると、
「勉強しなくて大丈夫?」
「いつになったら勉強を始めるの?」
「このままでは進級できないよ」
と声をかけたくなることがあると思います。
将来が心配だからこそ、言いたくなるのだと思います。
その気持ちは決して間違っているわけではありません。
ただ、本人がすでに、
「勉強しなければならない」
ということを分かっている場合もあります。
分かっているからこそ、できない自分を責めていることもあります。
そんなときに何度も、
「勉強しなさい」
と言われると、
さらに苦しくなってしまうことがあります。
まずは「どれくらいできそう?」と聞いてみる
勉強について話すときは、
「今日は何時間勉強するの?」
ではなく、
「今、勉強についてどう思ってる?」
「何か手伝えることある?」
「どれくらいならできそう?」
と聞いてみるのも一つの方法です。
本人の気持ちを確認しながら、一緒に考える姿勢を見せることが大切です。
保護者の方も、自分を責めすぎないでください
子どもが勉強できていない姿を見ると、
「親として何とかしなければ」
と思うことがあります。
しかし、保護者の方が一人で、
子どもの気持ち
学校との連絡
勉強
進路
将来
すべてを解決しなければならないわけではありません。
ここまで、毎日お子さんのことを考え、どうすればいいのか悩み続けてこられたのではないでしょうか。
「もっと良い対応ができたのではないか」
「もっと早く気づいてあげればよかった」
そんなふうに考えてしまうこともあるかもしれません。
でも、正解が分からない中で、その時その時に一生懸命考えてきたのだと思います。
どうか、保護者の方自身も責めすぎないでください。
勉強ができない時期があっても、自分を責めなくていい
高校生本人に、特に伝えたいことがあります。
もし今、
「みんなより遅れてしまった」
「自分はダメだ」
「もう取り返しがつかない」
と思っているなら、少しだけ立ち止まって考えてみてください。
あなたは、何もしてこなかったわけではないはずです。
学校に行けないことに悩んでいた。
毎朝、学校のことを考えるだけで苦しかった。
周りの人に理解してもらえないと感じたこともあった。
「どうして自分だけ」と思ったこともあったかもしれません。
それでも、ここまで毎日を過ごしてきたのだと思います。
だから、
「勉強ができなかった=何も頑張っていなかった」
ということではありません。
今は、勉強を始めることが難しい時期かもしれません。
でも、ずっとこの状態が続くと決まったわけではありません。
少しずつ元気が戻ってきたときに、また新しいことを始めることもできます。
そして、そのときのスタートは、
「昨日より少しできた」
で十分です。
今からできる5つのこと
「何から始めればいいのか分からない」
という場合は、次の5つを順番に考えてみてください。
① まず生活の状態を確認する
勉強の前に、
- 眠れているか
- 食事をとれているか
- 少しでも気持ちが落ち着く時間があるか
などを確認してみましょう。
心身ともにかなり疲れている場合は、勉強だけを無理に優先する必要はありません。
② 今どこまで分かるのか確認する
問題集や教科書を使って、
「どこまでできるか」
を確認します。
できないところばかり探すのではなく、
できるところを見つける
ことから始めましょう。
③ 1教科だけ選ぶ
最初から全教科を始める必要はありません。
比較的取り組みやすい教科や、将来必要になりそうな教科を一つ選んでみましょう。
④ 毎日10分から始める
最初から長時間勉強しなくても大丈夫です。
10分でも、5分でも構いません。
大切なのは、
「自分にもできた」
という感覚を少しずつ取り戻すことです。
⑤ 一人で難しい場合は誰かに相談する
勉強方法が分からない。
何から始めればいいか分からない。
一人では続かない。
そんな場合は、一人で解決しようとしなくても大丈夫です。
学校の先生や塾、家庭教師、学習サポートなどに相談することもできます。
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と子どもから言われたとき、どのような声をかければいいのか悩んでいる場合は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
👉 高校生が「学校に行きたくない」と言ったら?親の対応と声かけ
まとめ|遅れを取り戻すことより、今できる一歩から始めよう
高校生が不登校になり、勉強が遅れてしまうと、
「早く取り戻さなければ」
と焦ってしまうことがあります。
しかし、焦って一度にすべてを取り戻そうとすると、本人にとって大きな負担になってしまうこともあります。
大切なのは、
- 今どこまで理解できているのか確認する
- すべてを一度にやろうとしない
- 必要であれば中学校の内容まで戻る
- 自分に合った勉強方法を探す
- 小さなところから始める
ということです。
今、学校に行けていない。
勉強が遅れている。
そうした状況だけを見て、
「もう遅い」
と決めつける必要はありません。
今の自分にできることを一つずつ始めていく。
5分だけ机に向かう。
1問だけ問題を解く。
1つだけ英単語を覚える。
そんな小さな一歩でも構いません。
その一歩を積み重ねていくことで、少しずつ次の道が見えてくることがあります。
保護者の方も、お子さんも、ここまで十分に悩み、頑張ってこられたのだと思います。
どうか、
「もっと頑張らなければ」
と自分を追い込むのではなく、
「今の自分にできることは何だろう?」
というところから考えてみてください。
勉強の遅れは、今から少しずつ取り戻していくことができます。
そして、学校に行けなかった時間があったからといって、その先の人生まで決まってしまうわけではありません。
Rebloomでは、高校生の学習についてのご相談も受け付けています
「学校を休んでいて、勉強がかなり遅れてしまった」
「何から勉強を始めればいいのか分からない」
「大学進学を目指したいけれど、今の学力で大丈夫か不安」
「子どもに勉強のことをどう声かけすればいいのか分からない」
そんな悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。
Rebloomでは、高校生本人だけでなく、保護者の方からのご相談も受け付けています。
「今の状況から、何ができるのか」
「どこから勉強を始めればいいのか」
「進路を考えるために、まず何を確認すればいいのか」
一人ひとりの状況によって、必要なことは違います。
だからこそ、すぐに答えを出そうとするのではなく、現在の状況を整理するところから一緒に考えていきます。
保護者の方からのLINE相談は無料です。
「何から話せばいいのか分からない」
という場合でも大丈夫です。
🌸 もう一度、自分の花を咲かせよう。
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